サーバ構成


Link Station を外向けサーバにするにあたって、 当面のサーバ構成を整理しておく。

メインサーバ

ADSL モデム+ThinkPad 310

トップページに書いているように、ThinkPad 310 が ADSL ルータから、内向き、外向きサーバまですべてを 担当している。
ThinkPad310 の eth1 が ADSL モデムに接続してあり、 rp-pppoe で外部に接続している。
ThinkPad310 の eth0 は家庭内 LAN に接続してあり、 192.168.1.3 というメインのアドレスのほか、 192.168.1.2 というアドレスも持っている:後述。
家庭内のクライアントマシンは、デフォルトルータとして、 192.168.1.2 を指定してある。

現コールドスタンバイ機

ADSL モデム+無名機

コールドスタンバイ機は、 基本的に ThinkPad 310 とまったく同じ設定がしてある。
普段は、192.168.1.7 というアドレスを持っているだけであるが、 外向きサーバとするときには、 192.168.1.2 というアドレスを持たせる:後述

スタンバイ機への切り替え

現コールドスタンバイ機を設置したとき、 どのようにメインの外向きサーバ ThinkPad 310 と コールドスタンバイ機とを切り替えるかで試行錯誤した。

外向け

設定はまったく同じにしておき、 ADSL モデムにツイストペアケーブルで接続したほうのマシンで rp-pppoe を動作させるだけで、切替えは簡単である。

内向き

内向きは、そう簡単ではない。
2台とも同時に家庭内 LAN には接続するが、 どちらかでしかサーバ(少なくともルータ)は動作していないので、 何らかの方法で切替える必要がある。

単純なのは、メインサーバもスタンバイ機も、 それぞれ内向きにサービスができるように設定しておき、 メインサーバからスタンバイ機に切替えるときには、 家庭内のクライアントマシンの設定をスタンバイ機用に切替える という方法である。
家庭内のクライアントマシンが少数で 自分自身しか使わないならこれで問題ないが、 クライアントマシンは複数台あり、かつ使用者も私だけではないので、 いちいち設定変更はやってられない。

次に考えたのが、DHCP を使用する方法である。
これも、クライアントマシンの再起動や ipconfig /renew が必要なため、 クライアントマシンの操作が必要で今ひとつスマートではない。

そこで思いついたのは、 IP alias を使用して、ホームサーバには、いつも 192.168.1.2 を 割り当てておくする方法である。
メインサーバがサーバになっているときは、 本来持っている IP アドレスのほかに、 eth0:0 に 192.168.1.2 を割り当てる。
スタンバイ機に切替えるときは、 メインサーバの eth0:0 を止め、 スタンバイ機の eth0:0 に 192.168.1.2 を割り当てる。
クライアントはすべて 192.168.1.2 がサーバである設定をおこなっておく

こうしておくことにより、クライアントの設定は一切変更することなしに、 サーバの切り替えを実現している
Link Station を外向きサーバにする際にもこの方法とする。

ブロードバンドルータ

ThinkPad310 やコールドスタンバイ機は、 2つのネットワーク I/F を持っている(持たせている)ので、 ルータとして動作させるのは簡単であるが、 Link Station はネットワーク I/F を一つしか持たないので、 ルータと動作させるのは困難である(無理ではないが)
また、安物の Linux マシンをルータとして動作させた場合のスループットに 限界を感じていたところである。

そこで、ブロードバンドルータを購入することにした。

ブロードバンドルータで外向きにサービスするプロトコルを すべて静的に 192.168.1.2 に転送する

当面は、、

ブロードバンドルータを購入したことにより、 ThinkPad 310 の設定も変更し、
  • ADSL モデム + ブロードバンドルータ+ThinkPad 310
  • ADSL モデム + ブロードバンドルータ+LinkStation
    としたいところだが、少々不安な面もあり、 ThinkPad 310 の設定はまったく変更せず、
  • ADSL モデム + ThinkPad 310
  • ADSL モデム + ブロードバンドルータ+LinkStation
    という構成とする。
     BUFFALO Link Station をハックしよう  → いよいよ外向きサーバに
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