PC-P1LAN ファームウェア 1.11

PC-P1LAN のファームウェアは、 HS-DGL のファームウェアの /usr/local/BootServer/tftpboot に納められている。
HS-DGL のファームウェアの最新である Ver1.50β1 に納められている PC-P1LAN のファームウェアは、1.00 である。

ところが、Windows 用の PC-P1LAN Utility　Ver.1.12 には、 PC-P1LAN ファームウェア 1.11 が含まれているとのこと。

PC-P1LAN Utility　Ver.1.12 をダウンロードし、 PC-P1LAN ファームウェア 1.11 が使えないか見てみる。

p1lan112.exe の実行

ダウンロードしてきた p1lan112.exe を実行する。
するとテンポラリフォルダ（通常は、C:\Documents and Settings\yasunari\Local Settings\Temp）に p1lan112\PC-P1LAN_firm というサブフォルダが作成され、その中に
\version
\firm\initrd.boot
\firm\uImage
が納められている
1.00 と 1.11 とで、
uImage は日付は違うものファイルそのものは全く同じ。 initrd.boot だけが変わったようである。

PC-P1LAN で動作しているファームウェアのバージョンの確認

アップデートができたことがわかるよう、あらかじめバージョンを確認しておく。

PC-P1LAN のトップメニューから「システム設定」→ 「ファームウェア・バージョン」を選択すると、 "PC-P1L_01_00" と表示された。
1.00 で間違いないようだ。

1.11 を置く

HS-DGL! の /usr/local/BootServer/tftpboot に 1.11 の
\version
\firm\initrd.boot
\firm\uImage
を置く

[root@gawa root]# cd /usr/local/BootServer/
[root@gawa BootServer]# ls
fwupdated*  rarpcfgd*  rarpd*  tftpboot/  tftpd*
[root@gawa BootServer]# mv tftpboot tftpboot_1.00
[root@gawa BootServer]# (cd /mnt/share ; tar cf - PC-P1LAN_firm )|tar xvf -
PC-P1LAN_firm/
PC-P1LAN_firm/files
PC-P1LAN_firm/version
PC-P1LAN_firm/firm/
PC-P1LAN_firm/firm/initrd.boot
PC-P1LAN_firm/firm/uImage
[root@gawa BootServer]# mv PC-P1LAN_firm tftpboot

パーミッションも見ておいた方が良いが、手抜き。

BootServer の再起動

必要かどうかわからないが、念のため BootServer を再起動する

[root@gawa BootServer]# /etc/rc.d/init.d/ltbootd restart
Stop services: rarpd/sbin/start-stop-daemon: warning: failed to kill 9567: No such process
/sbin/start-stop-daemon: warning: failed to kill 9565: No such process
/sbin/start-stop-daemon: warning: failed to kill 9561: No such process
 tftpd rarpcfgd/sbin/start-stop-daemon: warning: failed to kill 9571: No such process
/sbin/start-stop-daemon: warning: failed to kill 9569: No such process
 fwupdated.
Starting services: rarpd tftpd rarpcfgd fwupdated.
[root@gawa BootServer]#

failed to kill, No such process とか言われるが、 ps 見ると再起動されているようなのでよしとする