ハックキット 1.1


TIME ZONE のセットアップ不備が発覚した。 不備のまま配布を続けるのは心苦しいので、 timeconfig をインストールしセットアップを実行した ハックキット 1.1 を作る。
ついでに、いろいろやりたかった修正を行う。

仮想 / の作成

ハックキット 1.0 の仮想 / ディレクトリをコピーし、 ハックキット 1.1 の仮想 / ディレクトリを作成する。
[root@ls HackKit-1.0]# mkdir ../HackKit-1.1
[root@ls HackKit-1.0]# tar cf - * |(cd ../HackKit-1.1; tar xvf -)

hackkit-release の作り直し

バージョンを、1.1 にあげるので、SPEC を修正する。
ついでに、SPEC のファイル名、パッケージ名を hack-release から hackkit-release に修正。
[root@ls SPECS]# rpm -ba hackkit-release.spec
作成された hackkit-release-1.1-0.noarch.rpm を 仮想/tmp にコピーする。
また、CD-R に収めるため、 hackkit-release-1.1-0.noarch.rpm を cd-r/RPMS に
hackkit-release-1.1-0.src.rpm を cd-r/SRPMS に
コピーする

chroot

仮想 / に chroot する

hackkit-release-1.1-0.noarch.rpm をインストール

[root@ls /]# rpm -e hack-release
[root@ls /]# rpm -i tmp/hackkit-release-1.1-0.noarch.rpm
[root@ls /]# rm tmp/hackkit-release-1.1-0.noarch.rpm

セキュリティアップデート

アップデートされた Vine のパッケージをインストールする。
[root@ls /]# apt-get update
[root@ls /]# apt-get upgrade
[root@ls /]# apt-get clean
パッケージリストを読みこんでいます...
依存情報ツリーを作成しています...
以下のパッケージがアップグレードされます:
  openssl
1 個のアップグレードパッケージ, 0 個の新規パッケージ, 0 個の削除/リプレースパッケージ, 0 個の保留パッケージがあります。
取得パッケージ: 1442kB のアーカイブを取得します。インストール後は 926B が使用されます。
続行しますか? [Y/n]y
取得:1 http://updates.vinelinux.org 2.6/ppc/updates openssl 0.9.6m-0vl0.26 [1442kB]
取得完了: 1442kB を 8s (170kB/秒)
RPM コマンドを実行しています (-U)...
openssl                     ##################################################

timeconfig のインストールと実行

これが、今回のメイン
[root@ls /]# apt-get install timeconfig
ファイル依存を処理しています...
パッケージリストを読みこんでいます...
依存情報ツリーを作成しています...
以下のパッケージが新たにインストールされます:
  timeconfig
0 個のアップグレードパッケージ, 1 個の新規パッケージ, 0 個の削除/リプレースパッケージ, 0 個の保留パッケージがあります。
取得パッケージ: 97.8kB のアーカイブを取得します。インストール後は 557kB が使用されます。
取得:1 http://www.t.ring.gr.jp 2.6/ppc/main timeconfig 3.0.3-2vl4 [97.8kB]
取得完了: 97.8kB を 0s (186kB/秒)
RPM コマンドを実行しています (-U)...
timeconfig                  ##################################################
[root@ls /]# apt-get clean
[root@ls /]# timeconfig
JST に設定。

packages.txt の作り直し

[root@ls /]# rpm -qa| sort > tmp/packages.txt

chroot しての作業はここまで

packages.txt

行末コードを CR-LF に変換して、CD-R のトップに置く
仮想/tmp からは消す

ホスト名の変更

/etc/hosts, /etc/sysconfig/network を編集し、 ホスト名を linkstation から hackkit へ変更

アーカイブの作成

[root@ls HackKit-1.1]# tar zcvf ../cd-r/hackkit-1.1.tar.gz *

スクリプトの名称変更

getlinkstationfiles.sh を getfiles.sh に
putlinkstationfiles.sh を putfiles.sh に変更。
併せてドキュメントも修正
修正したドキュメントも CD-R のトップに置く

マスタ CD-R 作成

一通りのモノがそろったので、マスタ CD-R を焼く

インストール確認

玄箱単体でインストールする方法 に従って、玄箱にインストールする。
LinkStation HD-HLAN シリーズ/玄箱 ハックキット → ハックキット 1.2

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