HD-HGLAN 1.4 のフラッシュメモリ


HD-HGLAN 1.4 のフラッシュメモリは、他の機種/バージョンと 構成が異なる。 これは、ベースとしている Monta Vista Linux のバージョンが、
HD-HGLAN 1.4Linux 2.4.20_mvl31
Linux 2.4.17_mvl20
と異なるためと考えられる。
今後は他の機種も Linux 2.4.20_mvl31 ベースになると考えられる

デバイスと用途

デバイスMAJORMINOR 用途
/dev/mtd0900 ファームウェア firmimg.bin がそのまま保持される
/dev/mtd1902 ローダ。bootcode.bin がそのまま保持される
/dev/mtd2904 カーネルへのオプション
/dev/mtd3906 設定の保存用。as_flash でconf_save.tar.gz が書き込まれている
/dev/mtd4908 mtd0 mtd1 mtd2 mtd3 がすべてこの順で見えるようになっている。

デバイスと物理アドレス、サイズ

デバイス 開始サイズ
/dev/mtd0 0xFFC000003MB
/dev/mtd1 0xFFF00000448KB
/dev/mtd2 0xFFF7000064KB
/dev/mtd3 0xFFF80000512KB
/dev/mtd4 0xFFC000004MB

デバイスの作成

/dev/mtd0 〜 /dev/mtd4 が存在しない場合は、mknod で作成する。
# mknod /dev/mtd0 c 90 0
# mknod /dev/mtd1 c 90 2
# mknod /dev/mtd2 c 90 4
# mknod /dev/mtd3 c 90 6
# mknod /dev/mtd4 c 90 8

/dev/mtd0:カーネル、RAM DISK IMAGE

ファームウェアの firmimg.bin がそのまま保持される
firmimg.bin は、
  • firminfo.txt から作成されるヘッダ部(108 バイト)
  • vmlinux.gz
  • ramdisk.image.gz
    の3つの部分からなっている

    /dev/mtd1:ローダ

    ファームウェアの bootcode.bin がそのまま保持される

    /dev/mtd2:カーネルへのオプション

    /dev/mtd3:設定保存領域

    Web などから設定した項目(設定ファイル)は、フラッシュメモリに保存される。 保存された設定ファイルは、
    # as_flash /dev/mtd3 get -n /tmp/conf_save.tar.gz --output /tmp/conf_save.tar.gz
    
    として取り出すことができる


    LinkStation/玄箱 解析結果
    LinkStation/玄箱をハックしよう

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