ハックの第一歩。分解


余談:ホームサーバ落ちる

昨日寝る前にビデオファイルを大量にホームサーバから Link Station へ コピーしておいた。
朝起きてみると、なんと、ホームサーバが落ちていた。
CPU 換装した上に、オーバークロックまでしているので、熱暴走か。
2/22から連続稼動していたのに、もったいない。

ファームウェアのアップデート

BUFFALO のサイトで、 ファームウェア 1.30 が公開されていたのを見つけた。
マニュアルどおりにアップデート。特に問題なし。

このアップデート方法がわかれば、ファイルの入れ換え、追加が 簡単にできるのでは?と思ったが、、、、未調査

分解

ハックの第一歩として、分解してみた。

フロントパネルをはずす
上下面の隙間にある爪を細いマイナスドライバなどで押しながら、 "コ" をフロント側にずらせばはずれる。
単にずらせばよいだけだと思っていて、無理やりずらしてしまったので、 ツメを1本折ってしまった。


割る。右のふたの中においてあるのは電源スイッチ


リアパネルをはずす。
はずす前にファンの電源の向きをよく見ておくこと


ねじを4本はずし、メインボードをはずす。
はずす前に LED の光を導くアクリルがどう組まれているかをよく見ておくこと


ケースから出す。HDD は WD の WD1200AB

HDD を実験機につなぐ

HDD 内部をハックするため(の確認として) 実験機(テストベッドマシン)に Link Station の HDD を接続してみた。

左下が分解した Link Station
よく見えないが、HDD の電源ケーブルと IDE のケーブルとを Link Station のメインボードからはずして 実験機側の電源と IDE (セカンダリマスタ)に接続する。
実験機のプライマリマスタ HDD (中央上)から Linux を起動しようとした
BIOS の設定で、セカンダリマスタを自動認識にしていたところ、 HDD の認識のところで止まってしまう。 古いマザーボードなので、120GB HDD は使えないのであろう。
BIOS の設定で、セカンダリマスタを none にすると、無事、Linux が起動し、 Linux では、Link Station の 120GB HDD も無事認識した。
ヒョッとすると、ビッグドライブ (HD-H160LAN) も認識できたのかも知れない

fdisk を起動し、パーティションの様子を見る

intel# fdisk /dev/hdc

The number of cylinders for this disk is set to 14593.
There is nothing wrong with that, but this is larger than 1024,
and could in certain setups cause problems with:
1) software that runs at boot time (e.g., old versions of LILO)
2) booting and partitioning software from other OSs
   (e.g., DOS FDISK, OS/2 FDISK)

Command (m for help): p

Disk /dev/hdc: 255 heads, 63 sectors, 14593 cylinders
Units = cylinders of 16065 * 512 bytes

   Device Boot    Start       End    Blocks   Id  System
/dev/hdc1             1        17    131040+  83  Linux
Partition 1 does not end on cylinder boundary:
     phys=(16, 81, 1) should be (16, 254, 63)
/dev/hdc2            17        49    262144   82  Linux swap
Partition 2 does not end on cylinder boundary:
     phys=(48, 243, 3) should be (48, 254, 63)
/dev/hdc3            49     14593 116825056+  83  Linux

Command (m for help):
Link Station での hda1(/) に128MB、hda2(swap) に 256MB、 hda3 に残り全部が割り当てられている
/ が 128MB だと、ハックしづらいので、 将来的にはパーティションを切り直したい

バックアップ

/dev/hdc1 をマウントし、すべてのファイルを tar で ^_^; 吸い上げた
intel# mkdir /tmp/root
intel# mount /dev/hdc1 /tmp/root
intel# cd /tmp/root
intel# tar zcvf /tmp/hd-h120lan_130_hda1.tar.gz .

組み立て

分解したのと、逆の順番で組み立てる。
電源スイッチと、 マザーボードについている LED からフロントパネルに光を導くアクリル(?) の扱いにちょっと手間取ったが、特に問題なし。
ファンの下のねじを付け忘れたまま設置した^_^; が、 またすぐに分解するし、まあいいや。

余談:実験機

こういうときのために、
バラバラのパーツで1台のPCが組上がる状態を確保し
数GB の HDD をいくつか用意して、 Linux などいくつかの OS が つなぐだけですぐに起動するようにしてある。
TX-97 + Pentium MMX 200MHz という7、8年前(?)のスペックであるが、 パーツの動作確認や、起動しなくなったマシンのリペアのためであれば、 十分である。

先日もコールドスタンバイ機の /dev/null がなくなり(どーして?)、 起動できなくなった。
このマシンにつないで、/dev/null を mknod して事なきを得た。



ハックの記録  → 実験用 HDD に換装
LinkStation/玄箱 をハックしよう

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