LS-GL:debian:9時間ずれ


debian にログインしていて 時計が9時間ずれている(進んでいる)事に気が付いた。
9時間といえば、JST-9。

UTC

ふつーのインストーラーなら 「時計は GMT(UTC) にセットされていますか?」というような 設定項目があるはず。
でも LS-GL への debian インストールの手順の中で そのような設定をした覚えがない

設定変更

探す。ごそごそ

見つけた。

ude:~# cat /etc/default/rcS
#
#       Defaults for the boot scripts in /etc/rcS.d
#
	:
	:
# Set UTC=yes if your system clock is set to UTC (GMT), and UTC=no if not.
UTC=yes
	:
	:
まさにこれ。

修正する

ude:~# cd /etc/default/
ude:/etc/default# mv rcS rcS.orig
ude:/etc/default# cp rcS.orig rcS
ude:/etc/default# vi rcS
	:
	:
ude:/etc/default# diff -u rcS.orig rcS
--- rcS.orig    2006-09-18 21:58:28.000000000 +0900
+++ rcS 2006-09-24 19:31:30.000000000 +0900
@@ -10,7 +10,7 @@
 # before system startup is complete (as soon as inetd is started)
 DELAYLOGIN=yes
 # Set UTC=yes if your system clock is set to UTC (GMT), and UTC=no if not.
-UTC=yes
+UTC=no
 # Set VERBOSE to "no" if you would like a more quiet bootup.
 VERBOSE=yes
 # Set EDITMOTD to "no" if you don't want /etc/motd to be editted automatically
ude:/etc/default#

再起動

再起動し、root でログインし、date コマンドを実行。

かわってなぁーい
「今」は、10:35 だが、、、

ude:~# date
Sun Sep 24 19:35:20 JST 2006
ude:~# hwclock
Sun Sep 24 19:35:26 2006  -0.325853 seconds
ude:~# TZ="" date
Sun Sep 24 10:35:36 UTC 2006
ude:~# TZ=JST-9 date
Sun Sep 24 19:36:43 JST 2006
ude:~#
と。hwclock と date が一致しているので タイムゾーン関連の設定は間違っていないが、 ハードウェアクロック自身がずれているのであろう。
/etc/default/rcS を変更してからシャットダウンしたので、 9時間進んだ時間が、ハードウェアクロックにセットされてしまったのだろう。

ハードウェアクロックの時間

そもそもハードウェアクロックはどのタイムゾーンを基準に セットしていれば良いの?
外国に持っていかないのであれば、 「ハードウェアクロックにはローカルタイムを刻ませる」のが 一番単純である。
まあ、決め事でしかないが、、、標準ファームを見てみる。

標準ファームでも9時間ずれている。 ということは、標準ファームでも ハードウェアクロックにはローカルタイムを刻ませている。

date コマンドで日付をセットして、その後は時刻も問題ないことを確認。

ハードウェアクロックの時間の読出し

initrd の linuxrc で ハードウェアクロックを読出してシステムにセットしている
debian でも /etc/init.d/hwclock.sh で同様の処理をしている。

ということは、linuxrc はまだもう少し削れるな。




LS-GL:ファームウェア 1.02 で debian 化
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LS-GL:debian:開発環境のインストール

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