ハックキット 1.2


ハックキットに必要なファイルを標準のファームウェアから取り出す際、 これまではインストール済みの HDD から取り出していたが、 ファームウェアアップデータから取り出す方法を確立したので、 メインの方法をこれに変更した ハックキット 1.2 を作る。
ついでに、いろいろやりたかった修正を行う。

共通前処理

仮想 / の作成

ハックキット 1.1 の アーカイブから ハックキット 1.2 の仮想 / ディレクトリを作成する。
[root@giga HackKit-1.2]# tar zxvf ../cd-r/hackkit-1.1.tar.gz

hackkit-release の作り直し

バージョンを、1.2 にあげるので、SPEC を修正する。
[root@giga SRPMS]# rpm -i hackkit-release-1.1-0.src.rpm
[root@giga SRPMS]# cd /usr/src/redhat/SPECS
[root@giga SPECS]# vi hackkit-release.spec
先頭の
%define version 1.1
を
%define version 1.2
に変更。
%changelog
を書く
[root@giga SPECS]# rpm -ba hackkit-release.spec
作成された hackkit-release-1.2-0.noarch.rpm を 仮想/tmp にコピーする。
また、CD-R に収めるため、 hackkit-release-1.2-0.noarch.rpm を cd-r/RPMS に
hackkit-release-1.2-0.src.rpm を cd-r/SRPMS に
コピーする

chroot

仮想 / に chroot する
[root@giga HackKit-1.2]# chroot HackKit-1.2

hackkit-release-1.2-0.noarch.rpm をインストール

[root@giga /]# cd tmp/
[root@giga /tmp]# ls
hackkit-release-1.2-0.noarch.rpm
[root@giga /tmp]# rpm -Uvh hackkit-release-1.2-0.noarch.rpm
hackkit-release             ##################################################
[root@giga /tmp]# rm hackkit-release-1.2-0.noarch.rpm
rm: `hackkit-release-1.2-0.noarch.rpm' を削除しますか(yes/no)? y

アップデートの確認

念のため、
[root@giga /]# apt-get update
[root@giga /]# apt-get upgrade
[root@giga /]# apt-get clean
今回は、アップデートなし。

今回の修正

pwconv の実行

[root@giga /]# pwconv

fromimage を置く

作成した fromimage を CD-R のトップに置く

ごみ掃除

仮想 /etc/inetd.conf.rpmsave を消す

共通後処理

packages.txt の作り直し

chroot した状態で実行
[root@ls /]# rpm -qa| sort > tmp/packages.txt

packages.txt

行末コードを CR-LF に変換して、CD-R のトップに置く
仮想/tmp からは消す

アーカイブの作成

[root@giga HackKit-1.2]# tar zcvf ../cd-r/hackkit-1.2.tar.gz *

マスタ CD-R 作成

一通りのモノがそろったので、マスタ CD-R を焼く

動作確認

インストール確認

玄箱単体でインストールする方法 に従って、玄箱にインストールする。問題なし
基本的なインストール方法 に従って、HGLAN にインストールする。問題なし

LinkStation HD-H*LAN シリーズ/玄箱 ハックキット

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